おもしろい見解ですね。
もっと調べてみたくなりました。
「騎士はいずれも、一人または二人の賢人を判で押したように持っていたもので」
当時読まれていた騎士物語の多くは、主人公である騎士に付き添う「賢者」が登場するのが定番であったことが分かる。 セルバンテスはシーデ・ハメーテ・ペネンヘーリなる架空の人物を登場させ、主人公ドン・キホーテの伝記を記録させている。
セルバンテスが賢者として登場させたこの人物は、アラビアの歴史家という肩書きで紹介されている。 英語で Wise old man あるいは Philosopher と記される賢者像は、広範な学問知識を持つ者として捉えるのが適当であろう。 英語の Philosopher を「哲学者」と訳すのは、科学革命以降に学問知識が分科してからの呼び方である。
騎士道物語が書かれた背景に十字軍やレコンキスタがあることを思えば、当時に学問知識が先行していたイスラム世界(イスラム帝国)から、賢者たちがやって来るのは自然であったろう。 じっさい、中世ヨーロッパの人びとに、もっとも偉大な賢者として知られていたのは、ラテン名ゲペルというイスラムの宮廷学者であった。 ヨーロッパが錬金術の時代を経てイスラム科学に追い付き、追い越すのは17世紀の科学革命以降となる。 それまでは、信じがたい知識を持つものは恐れられる存在であった。
またたぶんキリスト教の立場からは、彼らは異教の魔術を使うものと考えていた。 アーサー王に召し抱えられたマーリンは、彼が持つ不思議な力から魔法使いと呼ばれている。古代ケルト人の祭司職であるドルイドの姿が投影しているかもしれない。
近代の作品における賢者
ファンタジーやゲームなどフィクションの作品においては定番の登場人物であり、主人公に助言を与える役割を与えられている。英語ではWise man、Wise Old Manなどと呼ばれる。
また、コンピューターRPGやTRPGなどのゲームにおける賢者は、(高レベルの)魔法の使い手としての役割を与えられていることが多い。こうしたヨーロッパ系ファンタジーを素材にした作品に登場する賢者のキャラクターは、中世の騎士道物語の伝統を踏襲していると見られる。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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